秋のテーブルアレンジメント
お茶のひと時も、秋の香りがしたら素敵ですよね!
のいばら:今回は実のみ使用。赤い実はそれだけで実りの秋!なのでした。
孔雀草:小さく切って埋めるのにつかいました。花がたくさん付いているし、花びらが細かくてとってもかわいいクジャク草はアレンジの便利屋さんです。
りんどう:前回も登場しましたが、今回も!今回は濃紺・薄紫に加え、白(でもぽっちり青)があります。これがかわいい!りんどうってなんかおばあさんが良く買ってそうなイメージ(私だけでしょうか?)だったんですが、結構若向き!
スプレー菊+カーネーション:黄色の色付けに片方はスプレー菊、片方はカーネーションを使用。写真ではうまく見えません…
コスモス:秋の桜というのがなるほど良くわかります。はかなさと力強さを兼ね備えているところが、春の桜との共通点かなぁと思うのですが。
スーパーレディ:ハイブリッドスターチスとも言うそうです。ピンクの細かい花。スターチスより全体的に繊細さが強い感じがしますね。ちなみに青のカップには此花の変わりにカスミ草を入れてあります。
おはなコラム: 「コスモス」
学名:Cosmos bipinnatus。なんと秋桜のコスモスはキク科の花なのでした。(春の桜はバラ科ですよね)。ぜんぜん違うものなんですねー。それもアフリカ原産です。あのか弱さはアフリカの大地で培われたものなんですよ。
コスモスといえば。最近田んぼで稲刈りの後によく植えられているようにおもうのですが。私のうちの近所でも、春は菜の花畑、そして今年の秋はコスモスがゆれていました。田んぼにいい影響を与えているのかどうかは知らないのですが…。風に揺れるコスモス、ざっくり切りっぱなしの田んぼより、見る人の心に潤いを与えることは間違いないですよね。今年は夏が短くてお米のできにはかなり響いてしまったようですが、きれいに咲いたコスモスが、来る年の豊作を祈ってくれてますね。
今回は二つのティーカップで活けています。テーブルのアレンジの時は普段食器として使っている器を花器にするとなじみがよくなりますね。
【1】コスモスを中心にいれる
今回はテーブルに置くということでオールラウンドを意識しました。真ん中にコスモスをたてて、それを軸に組み立てます。一本では弱いので数本束ねてください。
【2】スプレー菊・カーネーション・リンドウでおおまかにうめていく
リンドウは塊ごとにつかってうめていきましょう。アクセントとして黄色の花を有効に使ってください。
【3】孔雀草・スーパーレディ・カスミ草でしあげ
空いているところを細かく埋めていきます。小さく小分けして丁寧につめましょう。花器をくるくる回して、どの方向から見ても均等に綺麗に見えるようにしてください。
【4】野いばらの実でかざりつけ
『飾り付ける』ようないしきでいばらを挿しましょう。これでできあがり!