グリーンアレンジメント
梅雨の季節、緑がきれいな季節でもありますね
スモークツリー:一本ですごい嵩!ころころと実が付いているところをみると、花なんでしょうかね。葉っぱもしっかりありますから…。不思議な雰囲気のある木です。
孔雀草:白を使用。こまかく切って散らして使いました。
花パイン:パインもどき?と思えば、ちゃんと本当のパインなんです。脇芽なんですって。今年よくお花屋さんで見つけました。
くがい草:別名「トラの尾」。野の花っぽいんですよね〜。これが。
ミリオン:水草のような緑がこれ。けっこうとげとげしててきついですが、いけるとふわふわです。
スターチス:今回は白を使用。これを埋めることで明るくなりますね。
ニゲラの実:ふわふわぽよぽよのニゲラです。これも雰囲気モノですね。
おはなコラム: 「パイナップル」
もちろん、果物として大人気のパイナップル。今回はアレンジに登場です。名前の由来はその姿…「マツかさにそっくり⇒パイン」、その味「リンゴにそっくり⇒アップル」なんですって。日本には1845年、オランダから伝わったそうです。
もちろん、栄養にも富み、ビタミン・ミネラルの宝庫です。季節によってその栄養分には差があり、冬のものはビタミンCが高く、夏のものはアミノ酸系のものが強いとか。未熟なものには酸が多く含まれているから、あまりたくさん食べると口が荒れたり血が出たりするそうです(おいしくないしね)。
無駄のないパイナップル。かんづめなどの加工の後残ったものは、飼料としてつかわれているし、繊維質の強い葉はロープの材料になるそうです。そして、つみとったわき芽はこうやってフラワーアレンジとして皆さんの目をなごませるのでした。
ちょっとうっそうとした感じになってしまいましたが、非常に個性的なアレンジです。
かわった花材を効果的に見せるのは、むずかしいものですね。
【1】花パインを中心に全体の大きさをつかむ。
花パインの位置をきめる。そこを芯にして、くがい草で大まかにアウトラインをとる。
【2】フォーカルポイントはスターチスで
今回のお花は、大きなメインのものがありませんので、スターチスを一定固めて手に持って一つの大きなお花に見立てます。花パインと対照になる位置に配置しましょう。
【3】埋めていきます
孔雀草、ミリオンでオアシス回りやてっぺん辺りをうめていきます。ニゲラを全体的にバランスをみながら散らしていきます。最後にスモークツリーで全体を丸くつなぐようにして出来上がりです。