ギフトアレンジメント
楽しい春をプレゼントにつめてみましょう
アネモネ:鮮やかな色と大きく開く花びらはゴージャス!でも、ナチュラルにいけるとそれなりに素朴に見えるから不思議です。目をひきつける個性的な花。
青麦:4月5月にはよく登場します。派手さはないですがさわやかな雰囲気をたたえていますね。
みやこわすれ:ほんのちょっとですが、素朴さを出すのに非常に効果がありました。ほんのり紫が和める一本。
スカピオサ:ふわふわと飛ばす感じで使うことが多いのですが、今回たまたま「直立!」という感じの枝でした。下のほうに葉っぱがあるのですが、これがまたもこもこフワフワ感でいい感じでした(別にして食卓にかざっていました)。
レザーファン:かなり大振りに使いました。つやつやグリーンでよく締まったと思います。
おはなコラム: 「アネモネ」
日本には約16種あるというアネモネ。ギリシア語のアネモスAnemos(風)がその名前の由来だそうです。花や綿毛付きの種が風にまうなど風通しのいい土地に良く育つことからも関連づいているのでしょうね。
ギリシア神話の中やイギリス、ドイツの神話の中でも登場するのですが、「勇者のよみがえり」など「奇跡の花」としての位置づけがされているようです。一種独特な強さをもつ風貌がいつの時代も見るものに、感銘をあたえてきているのでしょうね。
ギフトアレンジという点で気をつけるのは以下のとおり。
・横幅を持たせすぎないこと
・できるだけコンパクトにまとめること
持ち歩きしやすいように、途中でくずれないように、を意識しましょう。
今回は「パラレル」という形を土台につくりました。
【1】青麦で最初の形をとる
ひな壇のイメージでつくりました。オアシスに横平行線を3本引き、後ろから前へ低くなっていくように青麦で段を作るように並行にいれていきます。
【2】アネモネを挿す
青麦のひな壇に並べるようにアネモネをさす。フォーカルポイントになるのであまり高い段ではなく下のほうの段に(これも並行に)並べていきましょう。
【3】レザーファンで回りカバー
レザーファンで回りをカバーします。今回は少々大きめに。しかしあまり横には出っ張らないようにしましょう。
【4】最終仕上げ
スプレーカーネーション、みやこわすれを散らしていく。雛段に並べる意識を忘れずに並行感を保ちながら入れたいものです。スカピオサはカーブの具合で遊ばせるもよし、並行並びの一つに加えるもよし。今回は非常に直立してたので、並行させました。