クリスマスリース
素朴なリースが暖かさを演出しますね
まつかさ:アクセントに二つ使用。地面にごろごろ落ちている風貌とはかなりイメージが違いますね。
メタセコイヤ:実を使用。まつかさより数段小さく、かさの開きも小幅です。小ぶりなものをいっぱいつけるのも、大人っぽい雰囲気になるようですね。
さんきらい:赤い実を使用。南天などより大きさにインパクトがあり、目立ちます。ぱらぱら落ちやすいので扱いには注意。
リース台:柳の素材のリース台を使用。いろいろなタイプのものが手軽に手に入るようになりました。
おはなコラム: 「まつかさ」
「リースに飾るから、次回はまつかさの手持ちがあれば持ってきてね」と先生に言われたのが11月のお稽古のときでした。公園に行けばおっこちてるでしょ、お寺の境内にあるでしょ、と私たち生徒は思ったもので、実際捜しに行った生徒さんもおられます。
でも…。そうです、まつかさって夏の風物詩なんですよね。意外にみんな秋のものだと思っていて、いざ探してみると見つからない。あんなにあったのに、12月にはすっかりないんです。当たり前に思っているものでも、いざというときに思わぬ思い違いに気づかされたりするものです。
ちなみに今回の私たちのリースは、先生が一年をかけてじっくり集めてくださった、まつかさとメタセコイヤを使わせてもらっています。この年末のリースのために。季節のお花を演出するって、本当に奥が深いです。
手軽だけど雰囲気抜群。メタセコイヤの実は枝がかなりもろくなっているから十分注意してください。
メタセコイヤとまつかさは前もって着色してあると変化があり素敵です。今回は金色、銀色、白色、ナチュラルカラー(無彩色)の4種。ラッカーで塗るのですが、作業前日までには終わらせておく必要あり。しっかり乾かしましょう。
【1】メタセコイヤのパーツを作成
リースの大きさによって数は変わりますが、メタセコイヤの実3個程度をワイヤーで束ねます。ワイヤーの真ん中から左右に同じ長さ足が残るように、束ねた枝を巻いてパーツを作ります。
あまり強い力で巻くと、乾燥しているメタセコイヤの枝は簡単に折れてしまいますから十分注意。
【2】まつかさのワイヤー処理
まつかさのおしりにちかいところで、しっかりかさが開いているところを狙って、ワイヤーをひっかけます。左右にワイヤーの足をだして、おしりのところでしっかりねじっておきます。
【3】リース台に取り付け
1,2で作ったパーツのワイヤーを使って、リース台にしっかりくくりつけていきます。ココがセンスのみせどころ。アクセントをどこに持ってくるか、配色はどうするかなど、個性を大切に飾ってください。台の後ろでワイヤーをねじるときは、両手に一本ずつもって、しっかりねじるように。片手でするとあとで緩んでぐらぐらになります。
【4】さんきらい、オーナメントで仕上げ
アクセントになるように、さんきらいやオーナメント(ベル、リボンなど)を飾ってください。くれぐれも過剰にならないように。控えめなくらいがムードを出すようです。