秋の食卓アレンジ
秋はおいしいものがいっぱい
楽しい食事に花を添えると食欲アップ??
ネリネ:秋のアレンジですが、今回のお花で「秋」モノはこのネリネだけ。彼岸花の変形種だそうです。なるほどな感じ…。
スプレーカーネーション:今回はピンク。非常に嵩があり、ライン取りなどもきれいにできます。使い勝手、花自体のもちと非常に重宝な一本。
ワックスフラワー:ピンク色の小さい、いかにもロウ細工っぽい風貌のはな。つぼみがまん丸でとってもかわいい!! 咲くとすこし匂いがきつく、あまりたくさんかざると(食卓には)やや辛いかも…
孔雀草:白い花がいっぱいついてる孔雀草。細かく分けて使うと、とても豪華な感じも演出できます。野の花風、ゴージャス風とどっちもいける名脇役!
スターフラワー:青くてもこもこで、とっても人気のある花ですね。結構丈夫で使い勝手がいいです。きると白ーいおしるがたらーりと。はさみや手がねばねばになります。でも優しい感じをかもしだしてますよね。
ビット、レザーファン:どちらもグリーン物。ビットは小さいなみなみの葉っぱで、斑入りなのでとても変化があります。でもけっこうぱらぱら落ちてきましたね…。レザーファンはアレンジの定番で、オアシス隠しには必要な花材ですね。
おはなコラム: 「食卓にお花をいけるとき」
今回のおはなコラムは、お稽古中の先生のお話から。
食卓にお花をいけるときの、気配りポイントをいくつかご紹介します。
1.みんなの顔が見えるように:お花を大きくいけると、向かい側に座る人の顔が見えなくなってしまいます。また食事中は結構手が行き交うので、邪魔にならないことを優先に。
2.匂いがきつくなり過ぎないように:せっかくのお料理を台無しにしないように、匂いのきつい花はさけましょう。
3.花器に食器をつかってみよう:例えばそろいの食器で食事を用意するなら、料理の一つとお花を位置付けて、同じ食器に飾ってみたり。食器を花器に見立てて飾ると、非常にテーブルとしての一体感が出ます。食事のテーブルなのですから、あまり「花瓶」然としたものより、食器のほうが清潔感を演出できることもあります。
コラムにもあったように、あまり大きくなりすぎないように。今回の花器は足のあるものなので、上に伸ばさず下へ下への気持ちで…。
【1】ネリネをまんなかにたてる
フォーカルポイントとなるネリネ。かなり短く切って、真ん中にしっかり挿します。ここを基点に前後左右に展開していくのでしっかりした花を選びましょう。
【2】スプレーカーネーションでラインを取る。
今回はオールラウンド形にいれているので、花器はくるくるまわして全体のバランスを常に確認しましょう。同じサイズ、同じ長さで4本ずつカーネーションを準備し、前後ろ、右左と対照にさす。
【3】ワックスフラワー、孔雀草、ビットで肉付け
カーネーションの間をつなぐように、これらの花をいれていく。高さはカーネーションを越えないように。ベースを埋める感じです。一緒にレザーファンで下のほうのオアシスカバーもしておきましょう。
【4】スターフラワーをちらす
全体を見て、大まかにちらすもよし、フォーカル的に固めて存在感を出すも良し。今回はどちらかというと後者の使い方を意識していますが…。最終的なバランスをよく取ってください。