ティーパーティのテーブルアレンジ
爽やかな日には
こんなお花を飾って、お茶を楽しむのもいいですね
スプレーバラ:ピンクのお花がこれ。私にとっては珍しい、一重咲きの品種でした。野ばらの感じがします。でもものすごい強い刺がたくさんついていて、「バラ」を主張していましたよ。
スプレーカーネーション:白を使用。ちなみにこのお稽古日は母の日の前日で、花屋さんにはカーネーションだらけでした…(赤がほとんどでしたけどね)。
ハイランドベル:先月(2002年4月)にも登場したデルフィの仲間。よく似た色とよく似た花の形ですが、まとまって咲かずに、一輪一輪で咲いている感じでした。名前の通り「ベル」のかたち。この青には何度見てもはっとさせられるものがあります。
カスミ草:これ一本で華やかさ満開!小さくて、でも結構複雑な花で…。とっても大人気の花ですが、ただ一つ難点が…。匂いがどうもいただけないんですよねー。
レザーファン:アレンジの定番。オアシスを隠すのにはばっちり適役です。小分けしても同じ形状で使える、というところがなんとも使いやすいですよね。
おはなコラム: 「カスミ草」
学名はGypsophilaでナデシコ科の耐寒性一年草または多年草。日本には大正の頃はいってきて、以後花束やアレンジに活用されたり、最近では家庭の園芸栽培にも人気が高い花です。同じようなものばかりに思うかもしれませんが、よく見ると一重咲きや八重咲きなどの種類や白、赤、ピンクなど色も豊富です。もともとはヨーロッパ、アジア、アフリカ北部、コーカサスが原産です。
白い花が咲く様はまさに「かすみ」。お花の豪華さや華やかさ、優しさの演出にはこれ以上ない効果があります。ただ、匂いがあまりよくないので、お見舞いなどお花が一箇所に集中することが考えられる時のご使用は、やや控え目に…。
花言葉は「無邪気」「清い心」。
テーブルに置くことを考えて、あまり高くしすぎないように。向こう側にいる人の顔が見えなくなってしまいますから。
今回はオールラウンド。四方どこから見ても均等に見せるために、花材は同じパーツを4本ずつ用意するようにします。
【1】レザーファンでオアシスを大まかに埋める
レザーファンをオアシス側面から下向きに垂れ下がるようにいれていく。このとき、四方均等になるように4本一まとめの意識でパーツ作りなどする。
【2】カーネーションで大まかな形を取る
オアシス側面から斜め下に下げるパーツ×4を始め、オアシスを均等に埋めていくパーツセット(すべて4本ずつ)をいくつか作る。できたら、オアシスに十文字をいれ、その線に従って(あるいはその間を埋めるように)四方セットでいれていく。これで大まかな形を取る。
【3】スプレーバラでカーネーションの間を埋める
カーネーションの間を埋めていく。高さ、幅ともにカーネーションを上回らない様に。
【4】ハイランドベルをアクセントに挿す
全体をまとめていく感じで、ハイランドベルを小分けに挿す。このときも「四方均等」に。対角線に同じボリュームのものを間違いなく入れたり、花器をくるくる回しながら入れるとよい。
【5】カスミ草でまとめる。
バランスを見ながら挿す。私はかなり小分けにして挿しましたが、大きな枝のままざっくりいくケースもありました。最終的には好みかな…?