バレンタインのアレンジメント★2002
お花のふんわりした雰囲気で
甘い気持ちとチョコレートを演出しましょう
ラナンキュラス:存在感の大きいお花です。いろんな色がありますが、今回はオレンジと薄い黄色です。
ミニバラ(スプレータイプ):バラがあると本当に「華やか」になります。それは小さくても同じ。
所々散らしていますが、これだけでもぐっと豪華さが増すので不思議です。
コワニー:漂白したように白くて可憐な感じ。集合した花なので一本入れるととても嵩があります。
こでまり:今回大活躍のこでまり。オアシスの全面を覆い隠すのに使っています。
小さな花びらは本当に可愛らしく、見る人の心をふっと緩めてくれますね。
おはなコラム: 「こでまり」
バラ科の落葉樹で、学名はSpiraea cantoniensis Lour。白い小さな花が丸く集まってまりのようだから「こでまり」の名がつきました。花の重みで枝がしなり、独特の柔らかさがあります。
もともとは中国中部の原産であるが、日本では江戸時代初期から栽培されています。日当たりがよければ土地をあまり選ばず良く育つことから、庭木としての栽培が多いのですが、生け花の材料としても古くから人気があります。
花言葉は「品位、努力する、いくじなし」…小さいながらもけなげに頑張ってる、ってところでしょうかね。
こでまりの柔らかい雰囲気を大切に、形を取っていきましょう。
【1】こでまりをちいさく分けて、オアシスを埋める
全体の形(今回はオールラウンド)をイメージしつつ、こでまりを使って、大まかにオアシスを埋めていく。
側面や根元はしっかりと。上部は少々スカスカでも構わない。
【2】ラナンキュラス、コワニーでフォーカルポイントをつくる
ラナンキュラスを中心に、つぼみやコワニーをバランスよく配置する。
見る方向を意識して。
【3】ミニバラを挿す
ミニバラを小分けして、挿していく。こでまりのあいだを埋めたり、フォーカルポイントのあいだを埋める感じで。これでぐっと豪華になりますよ。
【4】オーナメントをかざる
バレンタインらしさを出すために、ハートのオーナメントをつけるのも楽しいでしょう。
今回のオーナメントは、実は本物のチョコレートです。このままプレゼントしても楽しいですね。