クリスマスのアレンジ★2001
食卓にこんなお花を飾っておうちで楽しくパーティはどうですか?
ヒペリカム:実がつやつやで可愛いヒペリカム。ほんとに最近人気なのか、よくお花屋さんでも見かけます。もっと赤い色もありますがこれはこれでいい味でてますよね?
クリスマスブッシュ:この季節になったら出てきます。ここ数年日本で見られるようになった、比較的新しいお花です。ちょっと押さえた赤に、繊細な形の葉っぱがとても素朴なクリスマスを演出しています。
カンガルーポウ:カンガルーの手のような花の形からこう呼ばれる、カンガルーポウ。一本の枝にいっぱい花が付いているのですが、今回は一つずつばらばらにして使いました。小さなうぶげが生えてて、黄色がとってもアクセントになります。
孔雀草:ところどころ散らしている白い花がこれ。昔から花壇なんかでも良く見られる、ポピュラーな花です。これもたくさんの花が一本の枝に付いているのですが、ばらばらにして使っています。花を分けると細かい花びらが際立って、とても可愛らしいです。
おはなコラム: 「孔雀草」
日本語で「孔雀草」というと、結構いろんな花を示すようです。
オレンジ色のマリーゴールドや、真ん中の色がかわっているハルシャギク、そして今回の孔雀草、これは「孔雀アスター」「白孔雀」という種類。これらの花はみんなそれぞれ個性があり、全然趣が違います。
この「孔雀アスター」は、孔雀が羽根を広げた時の華やかなイメージが名前の由来です。他の花たちもそれぞれに「孔雀」をイメージさせる雰囲気をもっていて、それぞれ「孔雀草」になっていったんでしょうね。
ちなみにこの花はキク科でメキシコが原産。花の色も白や淡いピンク、青っぽいものもあります。
群生して花を咲かせている本来の姿が「孔雀」。私は一面の孔雀草にはまだお目に掛かったことがありません。
キャンドルを中心に、お花を敷き詰めていきます。
丸いケーキっぽいイメージを大切に。
【1】キャンドルを使って中心の設定
薄めにきったオアシスの真ん中にキャンドルをたてます。
その周りをヒペリカムで取り囲むように、円を描いてさしていきます。
このヒペリカムの円の内側には花を挿しません。真ん中を空けて、ドーナツ型にするのです。
【2】ヒペリカムで全体の形をとる
円形のオアシスなら、それにしたがって周囲のラインを作ります。
四角くきったオアシスなら、ヒペリカムの長さを調節して、丸くなるように外側のラインをとります。
【3】クリスマスブッシュ・カンガルーポウで真ん中を埋める
小さくきったクリスマスブッシュ、カンガルーポウをつかって埋めていきます。ここで全体に散らすも良し、色別にゾーンをくっきり作るも良し(わたしは全体に散らしましたが…)。
【4】孔雀草で最後の仕上げ
一つずつ花を分けた孔雀草を最後に散らします。全体のイメージを見て余り高くならないように…。