プレゼントの花束
いつもは花屋さんが手早く作ってくれる花束。
自分でもつくってみませんか?
ガーベラ:お花屋さんの定番。華やかさと可愛らしさでは一番です。今回はオレンジ系の一重咲きと八重咲きを使用。
プリティマリー:小さなオレンジの花がこれ。私はこのお稽古で始めて見ましたが、その後スーパーの生花コーナーにもありました。マリーゴールドを散らした感じ…?
レースフラワー:白く小さい花の集合のレースフラワー。今回しっかり開花しているのとまだつぼみのものが混じっていました。それだけでも結構変化をもたらしてくれますよ。
スプレーカーネーション:今回は白。花束全体の嵩を出すし、雰囲気も豪華になりました。
レザーファン:アレンジでは必須の葉っぱものですが、花束でもまわりを引き締めるいい役回りとなりました。
おはなコラム: 「ガーベラ」
キク科の半耐寒性多年草。アジア、アフリカの温帯および熱帯の原産で、日本へは明治末ごろやってきたといわれています。
花の色は赤、桃、橙(だいだい)、白、淡紫、黄など。咲き方も一重咲きや八重咲きなどいろいろあって楽しめます。
切り花でもとても人気が高いガーベラですが、結構早くしおれてしまいがちです。すこしでもガーベラを長持ちさせるには
・こまめに水を替えること
・こまめに茎を切ってあげること
・あんまりどっぷり水につけないこと
に気をつけると良いようです。悪い水とぬるぬるになった茎が一番の苦手のようですね。
あと、あまり暑いところや直射日光の当たるところも避けてあげてくださいね。
ガーベラを買ったときによくついてるセルのキャップ。外したとたんに花びらがぐりーんと反ってしまいます。
これはガーベラに特有の自然現象なんです。ずっと反りっぱなしではなく、しばらくするとまたまっすぐに戻りますのでご安心を…。
キャップはあくまで、運搬時の傷みを防ぐためのもの。プレゼントの時などは反ることを恐れず、きちんと外してくださいね。
花に無理をかけないまとめかたが今回の重要ポイント。
ラッピングの方法次第で、そのまま花瓶にさして十分なアレンジにできるタイプもあります。
今回は花束なので、作る順番はないのですが…
丸くまとめるタイプの花束の作り方としては以下のとおり。
【1】全体のイメージを作りながら花を組んでいく
中心から外側へ渦巻状に円を大きくするイメージ。
一本花を決め、左手の親指の指の付け根ではさみます。
次の花を、はさんだ花の右側に頭の高さを揃えてはさみます。
新しくはさんだ花を自分の正面に持ってくるように全体をまわします。
新しい花の右側にさらに次の花をはさみ、新しくはさんだ花を自分の正面に持ってきます。
この繰り返しで渦巻状に花の円は大きくなり、下に伸びた枝部分は放射線状にに開いていきます。
花の量が多くなると、左手の親指はかなりの負担になりますが、しっかり固定することが成功へのコツです。
【2】ワンポイント
・余分な葉は落としておく
・枝の長さは適当に切って揃えておく(長すぎると非常にやりにくい)
・使う花材は作業に掛かる前に、全てきれいに処理しておく
いったん組む作業を始めると、途中でちがうことはできません。左手はふさがっているのですから。