母の日のアレンジメント
一風変わった贈り物。
よくあるアレンジじゃ満足できないお母さんへ
カーネーション:今回はピンクを使用。母の日の定番です。
レザーファン:花器の回りをまとめるのに使用。小さく小分けしてもちゃんと使えるので、アレンジにはかかせない花材です。
テンモントウ:緑のふわふわ感をだすならこれ!観賞魚の水槽に入っている金魚藻(?)を思わせる緑です。でも結構とげが強くて扱いには注意!
かすみ草:小分けにして使っています。
おはなコラム
: 「カーネーション」
母の日に贈られる定番のカーネーション。かさもあるし、結構丈夫だし、重宝なお花です。
カーネーションの語幹の carn は「肉」を表しています。謝肉祭(=carnival)などの語幹と同じです。carnationそのものはイタリア語で「肌色(淡紅色)」の意味です。名前の由来には16世紀に詩人スペンサーがこの花をコロネーション(花冠)と呼んだことによるとも言われています。ヨーロッパでは古代から神々にささげる花冠を作るのに用いたとされるそうです。ちなみに和名ではオランダセキチクといいます。
母の日にカーネーションを贈る習慣は1907年にアメリカではじまったものです。今では日本でも定番の行事となりましたね。一年にこのときだけは花屋さんに足を運ぶ人もいるかも。
見てのとおり、今回はプードル!お花を『アレンジする』ことの楽しさを教えてもらいました。
【1】カーネーション(11本)をパーツごとに分ける
以下のとおり分けていきます。
a.顔+胴体になる部分(5本):一番大きい花を顔の中心に、その左右に耳となるやや小ぶりの花をきめます。中心の花の上部に頭部分となる花を、下部に胴体をイメージした花を配置します。
b.しっぽになる花を一本決めます(小ぶりなもの)。
c.左右前足になる花をそれぞれ一本決めます(小ぶりなもの)。
d.胴体になる花を決める(のこり3本)
【2】1−aの顔用の花をテープで固定
中心の花をはさんで左右に耳となる花、上部に頭となる花を配置して、テープで固定します。茎の長さは20センチもあれば充分。あまり無理に力を入れると、ポキッと折れてしまいます。要注意!!
【3】【2】の顔セットをオアシスにさす
オアシスは左右2分割、前後3分割に前もって筋を入れておきます。
顔セットは前1/3、左右のバランスでは中央部にやや前傾していれます。
【4】前足をさす
左右前足に決めた花枝を、オアシス前方隅から、前やや下方に傾けてさします。下向きにさしたほうが犬っぽい。
【5】しっぽをさす
しっぽに決めた花枝をオアシス最後部から斜め上方へさす。長さはお好みです。これが犬のしっぽ。
【6】オアシス周りをレザーファンでカバーする
オアシスの周りを小分けしたレザーファンで埋めていきます。まわりからオアシスが見えない程度に。
【7】胴体用カーネーションをオアシスにさす
オアシスを真上から見て均等に、胴体用のカーネーションをさす。上方から出来るだけオアシスが隠れるようにさすのがポイント。短く切って低く入れてください。
【8】残りのオアシスをテンモントウ、かすみ草で埋める
これも高くならないように。犬の背に当たるので、あまり高くすると猫背になってしまいます。しっぽの周りはしっぽを膨らませるイメージで、花枝に沿って少し肉付けしていってもよいでしょう。
【9】目・鼻・舌などを取り付ける
目、鼻は今回は黒いボタンです。まず細いハリガネにボタンをしっかりと押して固定し、顔中心に決めた花に直接さす。舌も同様、今回は赤いフェルトを使用しています。ハリガネに固定してから花にさす。「花にさす」という行為は少し抵抗がありますが、細いハリガネなら大丈夫だそうです。
最後にリボンをつけて出来上がりです。