木の実を使ったリース
秋の雰囲気を盛り込んだ、実や草花で作ったリースです。
リビングで秋の野山の雰囲気を感じることができるリースになりました。
のいばら： 今回は、赤い実を使いました。野草の一種。山野、川岸、野原などいたるところに見られる落葉低木の仲間です。枝先に咲く白い花 は芳香を放ちます。赤い実の植物は他にもありますが、南天や、千両のようにぽろぽろ落ちてこないので、リースに向いているといえます。
われもこう： それだけでいれていても、非常に秋を感じさせてくれる草。主張しすぎず、それでいて静かな存在感があります。穂の先端につく赤褐色のたま は花びらの無い花です。秋のムードを出すなら必ずほしい一本！ワレモコウの名前は我（日本）の木香という意味だそうです。
白式部： 画面で丸白く見える草花。お茶花の「紫式部」の白い版と先生は言っておられました。使うまではあんまりかわいらしくなかったのですが、リースにはいいアクセントになりました！
スーパーレディ： 画面で一番白く見える花です。使ったときから半分ドライフラワー状態でした。小さくてかわいい花です。
材料 （量は、作りたい大きさやかさによって違います）
シュロ縄 ： リースの芯としてつかいます。庭師さんが竹垣を作ったりするときに使う、黒い縄。けばけばしているし、太さも一定ではないところが、いい表情を出してくれます。園芸ショップで一束200円程度で販売しています。他の縄でももちろんできます。
マツぼっくり： 今回は公園で先生が拾ってきてくださったものです。
その他材料： ワイヤー（細いもの。テープが巻いてあるタイプのものが光らないのでいい）、オーナメント、ボンド（マツぼっくりを固定する）
実をもっと（数、種類とも）増やしても面白いものができると思います。草花も他のもので代用は可能です。但し、水の補給はまったくできないので、そのまま飾りながらドライフラワーにできるような花を選んでください。
クリスマスにはヒイラギや、クリスマスらしいオーナメントをプラスするとぐっと雰囲気が出るはず！ちなみに今回の白木のものです。（ユニセフ製）
【１】縄でリースの土台を作る（四つ組編の場合）
１．同じ長さに切った縄四本をそろえて束ねる。
２．端をワイヤーで巻きつけて止める。ワイヤーはリース成形時に使うので長めに残しておく。
３．止めたところを下にもち、４本の縄を上下左右に開く。
４．左右の縄を交差 → 上下の縄を交差・・・を繰り返すと、４本の縄が編みあがって太目の一本の縄になる。
５．これを（自分が作りたいリースの直径＋重なり分１５センチくらい）になるまで続ける。
６．編みあがったら、端をワイヤーで巻きつけとめておく。このときのワイヤーも長めに残しておく。
※編み方は三つ編みなど他の方法でもよい。太さやかさがほしい場合は、何本か編んで、編みあがったものをさらに編み合わせると良い。
【２】各パーツをつくる
１．草花それぞれを、実や花を含め３〜４センチに切りそろえる。
２．実や花の頭が揃うように、それぞれ、５個から８個くらいのかたまりを作る。
３．かたまりごとに、茎の部分をワイヤーで巻き、固定する。
４．ワイヤーはそのまま、リースへの取り付けのときに使うので、足を長めに残しておく。ワイヤーから５ミリほどのこして、草花の茎の余ったところを切り落とす。
【３】パーツをリースに取り付ける
１．【１】で編んだ縄を横一本におき、縄の真ん中の位置を確認する。縄の両端を上部で重ねて円形を作るため、縄の真ん中はリース完成時の一番下に来ることになる。
２．１．で確認した中心点を目安に、【２】で作ったパーツを配分よく配置する。
３．パーツ作成時に草花に巻きつけたワイヤーの足をつかって、縄に取り付ける。巻きつけても良いし、編みを緩めて中に差し込んでも良い。
【４】リース全体の成形
縄の端と端がリースの上部である程度重なるように円形を作り、縄を編んだときにとめていたワイヤーの足を使って、固定する。
全体のかたちを見て、マツぼっくりや、各パーツで動きそうなところをボンドで補強してとめる。壁掛け用のフック（ワイヤーで作る）や、各種オーナメントをとりつけて完成！